商品コンセプトとは、この商品はどのようなものか、誰が使うのか、メリットは何か等をひとことで言い表したものです。コンセプトは商品計画の根幹であり、出発点である、といえます。
商品開発プロセスはアイデア探索から始まりますが、商品コンセプトとはそのアイデアを発展させ、消費者の言葉で表現したものということができます。
コンセプトを以下の三つの要素で考えると分かりやすくなります。
- 誰に(ターゲット)
その商品はどういう特性の人に販売するのか。 - 何を(ニーズ )(ベネフィット)
- どのように(提供技術)
ニーズをどのような方法(技術)で満たすのか。
そのターゲットのどのような欲求(ニーズ)を満たすのか、どんな役に立つ(ベネフィット)のか。
この三つの要素が市場の中で、価値をもつのかが問われることになります。また、流通へ商品を説明する場合もこの三つの要素をしっかり押さえてプレゼンテーションをしなければなりません。
商品コンセプトの評価は、いつも三つのレベルで評価の試験を通らなければなりません。
- 消費者(ユーザー)の生活のなかで、多くの商品と比較してどういう意味をもつのか。
- 流通業者、販売に係わる人にとって、その商品が他の多くの商品の中で、どういう意味をもつのか。
- 生産者にとってその商品がどういう意味をもつのか。
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