半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
モチベーション理論




モチベーション理論とは

 アメリカのウェスタン・リザーブ大学の心理学教授であるハーツバーグ・フレデリック(Herzberg
Frederic)が唱えた理論のことです。この理論は、一般的には「動機付け要因論」「動機付け衛生理論」「2要因理論」などとも呼ばれています。


モチベーション形成の2大要因

 ハーツバーグは、マズローの欲求5段階説などの伝統的な欲求理論に対し、「不満要因のみしか捉えられていない」として、新たに「動機付け(促進)要因」を提唱し、その動機付け要因が満たされることで初めてモチベーションが形成される、つまり、不満要因の解消だけではモチベーション形成は不可能である、という理論を展開しました。


不満要因(衛生要因)とは

 この要因としては、「賃金」「職場での人間関係」「与えられた仕事の内容」など、職場における環境要因を指します。これらの要因は、不満の矛先にはなりますが、仮にその不満を満たしても決して「仕事に対する満足」に結びつく要因とはなりません。単に、不満な状況に陥ることを防ぐ要因であるということから、「衛生要因」と呼ばれています。
 したがって、活力のある組織を作っていくためには、まずは権限を部下へ委譲し、その裁量を充分に発揮できる環境を整えるなど、「働きやすい職場環境」を作ることが、キーポイントとなります。


促進要因(動機付け要因)とは

 モチベーションを形成する要因としては、「承認」、「達成」、「仕事への責任」、「昇進」など、自己の成長や個性化、自己実現を望む欲求があげられます。
 したがって、モチベーション形成にあたって上司は部下に責任ある仕事を与え、推進過程における部下の努力を認め、時にはサポートすることで部下への関心をアピールし、モチベーションの持続を図り、業務目標達成時には成長を認めることで、部下の達成感と仕事への満足度を高めるという一連の取組みが、キーポイントとなります。



おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツ プレミアム会員サービス 戦略ケースの教科書Online


マーケティング用語集

新着記事

2024.09.12

24年7月の「消費支出」は3ヶ月連続のマイナスに

2024.09.12

24年7月の「家計収入」は3ヶ月連続のプラス

2024.09.11

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 「紅麹サプリ問題」認知率は86%! 消費者の健康食品選びに変化

2024.09.11

24年6月の「現金給与総額」は30ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.09.10

24年7月は「完全失業率」は悪化、「有効求人倍率」は改善

2024.09.09

企業活動分析 ヤクルト本社の24年3月期は国内好調維持するもアジアの不振で増収減益に

2024.09.09

日本マクドナルドHD23年12月期は全店売上高、利益が過去最高を更新し増収増益へ

2024.09.06

企業活動分析 エスティローダーの23年6月期は、トラベルリテールの不調やドル高、インフレなどが響き減収減益に

2024.09.06

消費者調査データ 茶飲料(2024年9月版) 抜群の強さ「お~いお茶」、大手3ブランドが熾烈な2位争い

2024.09.05

24年8月の「乗用車販売台数」はふたたびマイナスに

2024.09.04

企業活動分析 ロイヤルホールディングス株式会社 23年12月期は人流増加で需要回復、増収増益に

2024.09.03

24年7月の「新設住宅着工戸数」は3ヶ月連続のマイナス

2024.09.02

企業活動分析 株式会社サイゼリヤ 23年8月期はアジア新規出店がけん引し増収増益

2024.08.30

月例消費レポート 2024年8月号 消費は緩やかながらも改善の動きが続いている-内需主導での景気回復への期待感

2024.08.30

消費からみた景気指標 24年6月は6項目が改善

2024.08.30

24年7月の「ファーストフード売上高」は41ヶ月連続のプラスに

2024.08.30

24年7月の「ファミリーレストラン売上高」は29ヶ月連続プラス

2024.08.29

24年6月の「旅行業者取扱高」は19年比で73%に

2024.08.29

24年6月の「広告売上高」は、2ヶ月連続のプラス

2024.08.29

24年7月の「全国百貨店売上高」は29ヶ月連続のプラス、猛暑で盛夏商材が好調

2024.08.29

24年7月の「チェーンストア売上高」は既存店で17ヶ月ぶりのマイナス

週間アクセスランキング

1位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

2位 2023.10.06

消費者調査データ No.393ミネラルウォーター(2023年10月版)全項目首位 一歩抜ける「サントリー天然水」、追う「い・ろ・は・す」

3位 2024.08.30

月例消費レポート 2024年8月号 消費は緩やかながらも改善の動きが続いている-内需主導での景気回復への期待感

4位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

5位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area