図表1.メガネ市場の規模の推移 |
![]() |
かつて国内で販売されていたメガネは視力矯正用の医療器具であり、フレームとレンズをそれぞれ購入すると合計で4~5万円にもなる高級必需品であった。個人経営のメガネの路面店には、店内には高額なフレームが並び、購入客には高額なレンズが提案されていた。
1980年頃になると、メガネスーパーをはじめとするメガネチェーン店が存在感を高め始める。メーカーからの製品の大量調達により仕入れ価格を抑え、全国に展開した店舗でリーズナブルな価格でメガネを販売し、それが消費者からは受け入れられたのだ。メガネチェーン店の隆盛は2000年代まで続いた。三城ホールディングスを頂点にメガネスーパー、メガネトップ、愛眼、ビジョンメガネの大手5社が業界内の優位を保ってきた。
90年代後半から市場縮小するメガネ業界において躍進を遂げたのが、"SPA御三家"と呼ばれる3社の格安メガネ販売店であった。格安メガネの販売店による、メガネ業界の地殻変動は2000年代初頭のZoffの誕生から始まった。"Zoff"は、海外からの商品導入により、レンズ+フレームの一式を5,250円、7,350円、9,450円のスリープライスで販売し始めたのだ。Zoffの誕生とほぼ同時期に"JINS"が5,250円、8,400円の低価格で販売し、"OWNDAYS"がレンズとフレームを4,780円のセット価格で売り始め、それらの安価でファッション性の高いメガネが若者を中心に消費者から受け入れられたことで"SPA御三家"の低価格メガネが業界を席巻し始めたのだ。
参照コンテンツ
業界の業績と戦略を比較分析する
おすすめ新着記事

成長市場を探せ キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。 キャッシュレス市場の雄、クレジットカードは3年連続過去最高更新(2025年)
キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。

消費者調査データ トップは「ドライゼロ」、2位を争う「オールフリー」「のんある気分」
アップトレンドが続くノンアルコール飲料。調査結果は「アサヒ ドライゼロ」が首位を獲得、上位にはビールテイストが目立つなかで、「のんある気分」が健闘している。再購入意向では10位内にワインテイストやカクテルテイストの商品も食い込み、ジャンルとしての広がりを感じさせる。

消費者調査データ RTD(2025年3月版) 「氷結」、「ほろよい」の競り合い続く アサヒの新顔は高いリピート意向
調査で結果は「氷結」が半歩抜け出し、それを「ほろよい」が追う形となった。上位にはロングセラーが目立つが、再購入意向では「アサヒ GINON」が3位に食い込んだ。大ヒットしたレモンサワーに加え、お茶やウメなどのフレーバーの台頭、ベース酒の多様化など新たな競争が生まれている。