アサヒグループHDの現在の戦略は...
プレミアムブランドを武器とした国際事業成長戦略
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アサヒグループホールディングスの2022年12月期の連結決算は売上収益2兆5,111億円(前年同期比12.3%増)、営業利益2,170億円(同2.4%増)と増収増益であった。未曽有のコストアップに対する適切な価格戦略とコストマネジメントを実行、主力ブランドを核とした単価向上や新価値提案など、プレミアム戦略を継続し、『中長期経営方針』に基づくコア戦略の推進、グループガバナンスの強化を図った。セグメント別には、日本では、アサヒグループジャパンを発足、SCM再編による効率化への着手とサステナビリティ戦略高度化推進などにより持続的な成長基盤を強化。酒類、飲料、食品事業の「強み」のあるブランドに経営資源を投下するとともに、新たな価値提案などを通じて各事業のブランド価値向上を図り、売上収益は、ビール売上が増加した酒類事業を中心に各事業が増収となり、1兆2,017億円(前期比6.8%増)となった。欧州では、プレミアムブランドを中心とした数量成長、ミックス改善による単価向上を図り、売上収益は5,739億円(同21.0%増)。オセアニアでは、主力ブランドを中心とした数量成長、酒類と飲料の強みを活かしたマルチビバレッジ戦略を推進、SCMの更なる効率化による収益基盤の強化を図った結果、売上収益は5,832億円(同16.6%増)となった。東南アジアにおいては、自社ブランドを中心としたブランド投資の拡大などにより、マレーシア、フィリピン、インドネシアを中心とした展開国におけるプレゼンスの更なる向上を図り、売上収益は517億円(同21.1%増)となった。2023年度も大幅なコストアップが継続するが、持続的成長を目指したプレミアム戦略を推進、『中長期経営方針』に基づく、コア戦略や人的資本への投資を継続し、売上収益7.5%増を目指す。
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