シーズホールディングス2016年7月期は、売上高395億円(前年比4.8%増)、営業利益82億円(前年比6.6%増)と増収増益となった。2015年12月に持株会社体制に移行し、2016年2月にエステ・サロンを展開するシーズ・ラボを連結子会社化、さらに同年7月には海外展開を視野にジョンソン・エンド・ジョンソングループ企業と資本業務提携契約を締結するなど、変化が大きい1年だった。化粧品事業では、「VC100エッセンスローション」をアクアコラーゲンゲルシリーズに続く第2の柱とするべく販促活動に取り組んだこと等により増収増益となった。健康食品事業では、広告の出稿を減少させたために減収となったが、広告販促の費用対効果が向上して増益となった。新セグメントであるエステ・サロン事業では、新規メニューによる既存顧客の追加契約増加と、シーズ・ラボ店舗での化粧品販売により、初年度売上高は12億円、営業利益は1.6億円となった。販路別では、通信販売・対面型店舗販売では減収したものの、卸売販売ではインバウンド対応が功を奏し、売上高前期比11.0%増の伸びを見せた。また、海外においては、空港店舗数の拡大に加え、機内販売を実施したこと等により、売上高前期比112.8%増と大幅な増収となった。来期は新たに策定された第5次中期経営計画のもと、新規事業・新規ブランドの展開、海外事業の拡大に取り組んでいく。
企業活動分析/戦略分析シートのご利用には有料の会員登録が必要です。
本コンテンツでは、企業の戦略や活動を当社独自のフレームに沿って時系列で整理しています。
各企業の決算情報やニュースリリースをチェックする手間をかけることなく、戦略や事業環境を素早く把握できます。競合比較や業界分析などに幅広くご活用ください。
現在、企業活動分析/戦略分析シートのサンプルを無料公開しています。無料会員への登録でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
企業活動分析レポートのダウンロード
- バックナンバー
企業活動分析に関する基調論文
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事
成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)
緩やかに増減を繰り返してきたビスケット市場が伸びている。2020年から4年連続プラスで、2023年はついに4,000億円を超えた。コロナ下でも堅調な動きを見せ、2023年の販売金額は4,260億円で、コロナ前の2019年比で1.13倍となった。
消費者調査データ ノンアルコール飲料 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」
2022年のノンアルコール飲料市場は8年連続で拡大を続け、過去最高と推定される。調査結果をみると、ビールテイストの「アサヒ ドライゼロ」が、全項目で首位を獲得したが、再購入意向ではカクテルテイストやワインテイストなどのブランドも上位に複数ランクイン、ノンアルコール飲料の幅の広がりを示している。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 20代男性の内食志向にマッチして伸びる冷凍餃子
数ある冷凍食品の中で圧倒的1位の生産量を誇る冷凍餃子は誰がなぜどのように購入しているのか調べてみた。餃子の選好度、購入頻度、購入増減とも20代が他の年代に比べて高く、冷凍餃子は若い年代が牽引して、拡大してきていることがわかった。