ANAホールディングスの2018年3月期連結決算は、売上高1兆9,717億円(前期比11.7%増)、営業利益1,606億円(同14.4%増)となった、売上高はANAの国際線事業が大きく牽引し増収、今期からPeach・Aviation(株)を連結子会社としたことによる特別利益等を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,438億円(前期比45.6%増)となり、営業利益、経常利益、当期純利器はいずれも3期連続で過去最高を更新した。セグメント別にみると、航空事業は需要に応じた各種割引運賃を設定したことに加え、訪日需要を取り組んだこと等により旅客数・収入ともに前期を上回った。サービス面では、空港での手続きのわかりやすさ、待ち時間の極小化を目的として出発カウンターのレイアウトを変更し、自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」サービスを導入する等、お客様の快適性、利便性の向上に努めた。航空関連事業は、羽田空港、関西空港における旅客の搭乗受付や手荷物搭載等の空港地上支援業務の受託の増加、好調な需要を背景とした物流事業の取り扱いの増加が要因となり売上高、営業利益ともに増加した。2018年2月には今後の成長を加速していくため、「2018-22年度中期経営戦略」を策定、初年度にあたる2018年度は、2017年度から取り組んでいる「安全と品質サービ ス・人財」への投資に継続して取り組み、収益基盤の強化に備えた仕上げの1年とする。
企業活動分析/戦略分析シートのご利用には有料の会員登録が必要です。
本コンテンツでは、企業の戦略や活動を当社独自のフレームに沿って時系列で整理しています。
各企業の決算情報やニュースリリースをチェックする手間をかけることなく、戦略や事業環境を素早く把握できます。競合比較や業界分析などに幅広くご活用ください。
現在、企業活動分析/戦略分析シートのサンプルを無料公開しています。無料会員への登録でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
企業活動分析レポートのダウンロード
- バックナンバー
企業活動分析に関する基調論文
参照コンテンツ
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事
成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)
緩やかに増減を繰り返してきたビスケット市場が伸びている。2020年から4年連続プラスで、2023年はついに4,000億円を超えた。コロナ下でも堅調な動きを見せ、2023年の販売金額は4,260億円で、コロナ前の2019年比で1.13倍となった。
消費者調査データ ノンアルコール飲料 首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」
2022年のノンアルコール飲料市場は8年連続で拡大を続け、過去最高と推定される。調査結果をみると、ビールテイストの「アサヒ ドライゼロ」が、全項目で首位を獲得したが、再購入意向ではカクテルテイストやワインテイストなどのブランドも上位に複数ランクイン、ノンアルコール飲料の幅の広がりを示している。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 20代男性の内食志向にマッチして伸びる冷凍餃子
数ある冷凍食品の中で圧倒的1位の生産量を誇る冷凍餃子は誰がなぜどのように購入しているのか調べてみた。餃子の選好度、購入頻度、購入増減とも20代が他の年代に比べて高く、冷凍餃子は若い年代が牽引して、拡大してきていることがわかった。