「なぜ、売れないのか。」前著では、バブル崩壊後の価値の混乱と20年に及ぶ長期のディスインフレーションで誕生した、これまでとは異なる『嫌消費』世代の登場が主因である、と歴史経済的な分析をしました。本著では、さらに、心理・精神・社会的な分析をし、消費者の無意識へと深掘りしてみました。
売れないのは、商品サービスの品質や機能が、消費者のニーズと合致していないのか?最新の脳神経科学によって注目されている、繰り返し露出による単純接触効果や、様々なマーケティング刺激による条件づけが効かなくなったのか?消費者も気づかない無意識下の欲望が失われているのか?この3つの仮説を立ててみて、実証主義の地平にのせて検証してみました。
[2010.09 MNEXT]