01
団塊ジュニアの次の世代
10ヵ月、連続して家計支出が減少している。来年から大学の受験生が減る。これからずっと減り続ける。最後の人口増加世代、団塊ジュニア達が進学を終えたからである。21世紀に入ってすぐに日本の総人口は減りはじめる。総人口が減りはじめるまでに、出生人口が減り小中高校生が減り、大学生が減り、結婚数が減り、労働人口が減る。
- 1976年生去れ190万人
- 1977年生まれ183万人
- 1978年生まれ176万人
毎年、4%ずつ人口がダウンサイジングしていく。第一次オイルショックの直後に生まれた不況の世代でもある。両親は、団塊の世代と新人類の世代に挟まれた断層の世代であり、もっともマスコミに注目されなかったウルトラマン世代の子供達である。現在は、高校生、中学生である。ディスコや六本木では「ギャル」に対して「コギャル」と呼ばれている世代である。この世代が、どんな特徴をもち、ビジネスをどう変えようとしているのか。それがテーマである。
[初出 1993.10 「NOVA」 日立キャピタル(株)]