3.RBV戦略論のメリットとデメリット
RBVのメリットは、やはり自社の強みから入っていくので、実行可能な戦略を作り易い、社内の納得を得やすい、また実行可能性ということだと思います。現在、日本企業の多くがこのようなRBV視点で戦略を考えていることからもうかがえます。
では、デメリットは何かというと、外を見ていないということです。お客さんと競争相手、特にお客さん=消費者が軽視されやすいという点です。また情報化サービス化、ソフト化という、いわゆる大きな市場の流れ、そういうものに比較的乗りにくいということがあるのではないかと思います。
[2004.12 MNEXT]