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読者の声

一般的にコンサルタントが行うSWOT分析と比較して、「タテの戦略」という考え方のほうがより腑に落ちる。これまでの経験から過去は無視できないものだと感じている。戦略を考える上で、過去を振り返ることの重要性を再認識できた。

会社役員[化粧品]


自分で読んでみて感銘を受け、役員全員に本書を読むよう指示した。これまでの歴史を振り返って、問題意識を持つという考え方に共感した。

会社経営[飲料]

圧倒する戦略的知見、豊富な分析データ、比較対象表など、高度な出来栄えです。
三月の社員研修で活用させていただきます。

会社経営[コンサルティング]

今日の地方創生の課題は、戦略経営にある。企業だけでなく、自治体や地域に視点を広げていくことで、更に有用な内容になる。

大学教員

会社では、戦略性が不足していると感じており、戦略見直しの参考になりました。

マーケティング担当[食品]

事例や具体的なケースの説明等、とてもわかりやすく、大変参考になりました。

フリーランス

戦略経営の五原則は早速、実務で活用したいと思います。持続企業の採った戦略は非常に心に響きます。

マーケティング担当[精密機器]

成功と失敗の事例が多数まとめられていて、参考になった。この先どうなるかの可能性も知りたいと思った。

R&D部門責任者[飲料]

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正誤表

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あの会社の危機脱出のドラマを面白く読んで戦略経営を読むスキルと知識が身につき仕事に生かせる新しい実務作法本

 「比較ケースから学ぶ戦略経営」は、公開されている事実をもとに、 危機を乗り越える会社のドラマを描いています。このドラマを読んで頂くと、 会社の戦略の読み方や、 会社経営の方法などが分かるようになっています。
戦略経営(Strategic Management)とは、マーケティングを基軸にした戦略によって行う経営を意味します。

 アメリカの レジェンド企業のコダックが 経営破綻し、それを追いかけてきた 富士フイルムは危機を乗り越え再成長することができたのは、どうしてでしょうか。
(参考図表:コダックと富士フイルムの業績推移)

  馬具屋としてスタートしたエルメスはラグジュアリーブランドに生まれ変わることで、危機を乗り越えました。江戸時代に繁栄を誇った 三井呉服店(三越)は、明治維新によって武士層や富裕な町人層の顧客を失いましたが、 百貨店として再生することができました。

 日本の ものづくりの強さは、技術革新によって他社が真似できない差別化された商品を生み出し、顧客に新しい価値を提供することにあります。この好例である花王と、日本企業とは対極にあるアップル社の戦略を比較します。

 キリンビールは、ビール市場で 圧倒的なシェアを握っていたにも関わらず、経営危機に瀕していたアサヒビールに シェア逆転を許しました。 競争戦略現場での競り合いを比較してみます。
(参考図表:キリンとアサヒのシェア比較)
 会社の資源集中の方法については、GE(ゼネラル・エレクトリック)のビジネスポートフォリオマネジメント(BPM)をテキスト事例として紹介し、シャープ、フィリップスの戦略と比較します。

 業種も創業の歴史も違うトヨタ自動車、ファーストリテイリング、グーグルの3社の共通点は 人づくりであり、組織化です。組織づくりや組織設計のポイントを3社比較で紹介します。
(参考図表:3社の組織比較)
 会社の戦略を読むとは、顧客、差異づくり、競争、資源集中、組織づくりの5つの視点から会社の行動を理解することです。特に、長寿企業は、 経営の基軸に顧客を据えるという原則を守り抜いています。各社の戦略を読み解くことで、起業や会社経営、企画や営業の仕事に応用し、活用していただければ幸いです。