消費社会白書2006より コラム ゆとりの中流生活を志向するニート |
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消費研究チーム | |
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今話題になっているニート(注1)はどのような意識をもっているのだろうか。定職についていない独身社会人を取り出し、その許容生活レベルと、収入と時間のゆとりに対する意識をみてみる。 まず、世代別では、定職についていない独身社会人はエイティーズでもっとも多く2割に達し、ポストバブルでも1割存在することが確認できる。 許容生活レベルをみると、定職についていない独身社会人では「中流維持」が多く、低い生活レベルでは納得できない、という意識をもっていることがわかる。 一方、「収入が減っても時間のゆとりのある生活をしたい」についても「非常にそう思う」が高くなる。 現在定職についていない独身社会人は、低い生活レベルでは納得できないが、時間のゆとりを失うのもいやだ、というアンビバレントな意識をもっていることがわかる。 図表 定職についていない独身社会人と許容生活レベル意識
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(2006.02)
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