【1】年代、ライフステージによる標準的生活の希薄さ
ところが、こうした一般的なライフコースとは異なる層が生まれている。社会人になっても親元で暮らす独身社会人、結婚しても女性が退職せず夫婦ともフルタイムの仕事を続ける人、60代を過ぎてもフルタイムで働き続ける人々、非婚化、晩婚化を背景にした40代以上の独身社会人、40代以上の既婚子なし層である。収入や金融資産階層をみると、若手あるいは女性の高収入層、金融資産家が生まれている。
同じ年代、ステージでも、生活条件の差が生まれ、ライフコースの「標準」がなくなり、新たな生活条件を持つ新デモグラフィックス層が顕在化している。
図表.八つの新デモグラフィックス層 |
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