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衝動買いを引き起こしたのは何かを探るべく、衝動買いをしたときの店内印象を調査したところ、「値引きしているプライスカードがあった」や「セールなどのお買い得な情報があった」などの価格訴求が最も多く、43.3%だった。また、「試食ができた」「実演販売をしていた」などの五感刺激があったと答えた人が35.8%いた。
食品を購入する際には、試食ができたり、商品の匂いがしたり、また実演販売で実際に調理しているところを見たりすることによって五感が刺激され、直感的に「おいしそう」と感じるような状況が作りだされることで、衝動買いに繋がると考えられる。また、米やパンなどの基礎的支出品目よりも、特に菓子類のような選択的支出品目、さらに単価の高くないものについて、その傾向が強いのだろうと推測できる。