粉モノ、例えばお好み焼きの粉、おたふくソース、たこ焼きの粉、ホットケーキミックスが売れている。ホットプレートやたこ焼き器などを使って、家族や友達と作ることを楽しみながら食べる食事に登場する。
鍋モノのバラエティーがさらに拡大し、トマト鍋や蒸し鍋がブームとなり、手近な野菜を使った鍋ものが普及している。レンジ調理専用の調理器具の「ルクエ」や、レンジでも使えるタジン鍋がヒットしている。
加工食品では、素材を加えてレンジ調理するキューピーの「レンジクックシリーズ」がヒットした。レンジ調理はこれまでもご飯ものやパスタなどいくつかの食品メーカーから登場していたが、レンジクックシリーズは本格的な中華や和の一品料理になることがヒットの理由だろう。
さまざまな調理用の鍋や調理器具を使いこなして作る調理ではなくて、まな板や包丁をなるべく使わず、簡単で洗い物が少なく、手近な素材で見栄えがするもの、誰か一人が作るのではなく、楽しんで作りながら食べるスタイルが浸透している。
また、ユーザーの投稿によって66万件という膨大なレシピと作り方を掲載する「クックパッド」がヒットしている。新たなメニューの情報コンテンツが伝統や調理スキルに囚われない調理と食の楽しさを伝えている。
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