半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

消費回復は本物か?
-回復マインドのドミノ倒しが始まった!
 
大場美子

消費回復を示す指標が出始めた。
ゴールデンウィーク中(4月28日から5月9日)の海外出国者倍増
 成田空港の出入国者数が約84万人と前年同期比77%の大幅増、そのうち日本人の出国者数は約31万人で同約108%増となった。
「新・三種の神器」デジタル家電引き続き好調を維持
 2004年1-3月のNEBA(日本電気大型店協会)の販売実績は、DVD録再機192.5%、薄型TV対前年160.2%、デジタルカメラの勢いは弱まったものの、上期はオリンピックに向けてさらに成長が見込まれる。
1,400兆円が動き出した
 日銀の発表では2003年末の家計の金融資産残高は1,410兆円と3年ぶりに増加、おもな理由は株価の上昇にあるとみられるが、外貨預金が前年比23.9%増、対外証券投資が60.5%増と、国内の超低金利に嫌気した資産がリスク性資産に配分を変えようとしている。個人投資家は拡大しており、東京・名古屋・大阪の三市場1部・2部の株式委託売買高における個人投資家比率は4月データで約50%と外国人投資家(約30%)を大きく上回る。その背景には、ネット取引の拡大があり2004年3月末時点での主要オンライン証券口座数は約90万口座(カブドットコム証券、e*トレード証券、松井証券、マネックス証券4社の合計)と、1年で3割強の増加となっている。
2004年1-3月期の勤労者世帯の消費支出は前年同期比実質3.0%増
 2期連続の増加となった(総務庁統計局「家計調査」)。
3月の完全失業率(季節調整値)は4.7%に改善
 年度でみても2003年度平均は5.1%と前年度を0.3ポイント下回り、失業率が低下するのは1990年度以来13年ぶりとなる。
 当社のコンテンツ、「消費からみた景気指標」においても昨年末からの消費回復傾向が持続していることが確認できる。


本稿は当社代表・松田久一からの貴重な助言のもとに執筆されました。ここに謝意を表します。あり得べき誤りは筆者の責に帰します。

 本コンテンツの全文は、メンバーシップサービスでのご提供となっております。
 以降の閲覧にはメンバーシップサービス会員(有料)ご登録が必要です。

メンバーシップサービス会員ご登録についてはこちらをご覧ください。
メンバーシップサービス会員の方は、下記をクリックして全文をご利用ください。

新着記事

2024.11.20

24年9月の「旅行業者取扱高」は19年比で75%に

2024.11.19

24年10月の「景気の先行き判断」は2ヶ月連続の50ポイント割れに

2024.11.19

24年10月の「景気の現状判断」は8ヶ月連続で50ポイント割れに

2024.11.18

企業活動分析 アルファベット(グーグル)の23年12月期は、グーグルサービスがけん引し売上過去最高を更新

2024.11.18

企業活動分析 アマゾンの23年12月期はAWSがけん引し営業利益前年比3倍へ

2024.11.15

24年9月の「現金給与総額」は33ヶ月連続プラス、「所定外労働時間」はマイナス続く

2024.11.14

24年9月の「消費支出」は5ヶ月連続のマイナスに

2024.11.14

24年9月の「家計収入」は5ヶ月ぶりのマイナス

2024.11.13

24年9月は「完全失業率」、「有効求人倍率」とも改善

2024.11.12

企業活動分析 ローソンの23年2月期は、「地域密着×個客・個店主義」徹底し増収増益

2024.11.12

企業活動分析 セブン&アイHDの24年2月期は海外事業の影響で減収も過去最高益を更新

2024.11.11

24年10月の「乗用車販売台数」は2ヶ月連続のプラス

2024.11.08

消費者調査データ No.416 レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア

2024.11.07

企業活動分析 楽天グループの23年12月期は27期連続増収も、モバイルへの投資で4期連続の赤字

2024.11.07

24年9月の「新設住宅着工戸数」は5ヶ月連続のマイナス

2024.11.06

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場  背景にある簡便化志向や節約志向

2024.11.05

企業活動分析 ファンケルの24年3月期算は国内売上がけん引し、3期ぶりの増収増益へ

2024.11.05

企業活動分析 コーセーの23年12月期は、国内好調も中国事業低迷で増収減益に

2024.11.01

成長市場を探せ コロナ禍の落ち込みから再成長する惣菜食市場(2024年)

2024.10.31

月例消費レポート 2024年10月号 消費は緩やかな改善が続いている-政治が消費回復のリスクに

2024.10.31

消費からみた景気指標 24年8月は6項目が改善

週間アクセスランキング

1位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

2位 2017.09.19

MNEXT 眼のつけどころ なぜ日本の若者はインスタに走り、世界の若者はタトゥーを入れるのか?

3位 2024.03.08

消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い

4位 2024.02.02

成長市場を探せ コロナ禍乗り越え再び拡大するチョコレート市場(2024年)

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area