ところが、このような共同体コミュニティから離脱して、「多様」で「自由」な生活を享受しているはずの都市型ライフスタイルに変化が生じ、 人々は再び「コミュニティ」志向を持ちつつあるという現象が起こっているのである。 そこで、コミュニティから逃れるために都市で生活を送っている人たちが、「何故に今、コミュニティなのか」について検討してみる (ただし、ここでは「コミュニティはかくあるべし」といった規範的な議論をするつもりはなく、コミュニティ本来の機能が何であり、 今現在、その機能が働いているのかについてミクロの視点で論じていく。もう少しマクロな視点でコミュニティと社会との関わりについては尾崎(2002)等を参照)。
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【参考文献】 尾崎一郎(2002)「現代の社会変動とコミュニティ論」(『都市問題研究』第54巻第7号) フランク・ウェブスター著、田畑暁生訳(2001)「『情報社会』を読む」青土社 吉見俊哉(1987)「都市のドラマトゥルギー」弘文堂 吉見俊哉(1996)「リアリティ・トランジット」紀伊國屋書店 |