日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net


(2017.04)
月例消費レポート 2017年4月号
消費回復の動きは依然鈍いまま
-消費は雇用・収入環境やマクロ経済動向の追い風を活かし切れずにいる
主任研究員 菅野 守



本コンテンツの全文は、有料会員サービスでの公開となっております。
ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。

1.はじめに

 3月21日に、全国で最も早い桜の開花宣言が、東京都心から、例年になく早いタイミングで出された。気ぜわしく近づいてくる春の足音に比べ、消費回復の足取りは重いままである。バブル期に匹敵する好調さが続いている雇用環境を筆頭に、消費を取り巻く環境は概ね良好に推移している中で、消費は回復への道筋から取り残されたままとなっている。

 他方で、政府並びに日銀の景況判断をみると、基本的に、「景気は、緩やかな回復基調が続いている」並びに「先行きとしては、緩やかな拡大に転じていく、または、緩やかに回復していく」との見方を、両者とも堅持している。政府では、2017年3月分の月例経済報告で、個人消費と企業収益で上方修正の判断が示されている。日銀では、2017年3月15日~16日に開かれた金融政策決定会合に伴う「当面の金融政策運営について」の報告の中で、各分野の経済動向に関する判断は、前回の1月30日~31日時点と比べるとほぼ据え置きとなってはいるが、総じて回復を示唆するコメントが続いている。

 海外景気での波乱のリスクは、日本の景気と消費にも、影を落としている。時間の経過とともに、米国トランプ政権の政治手腕の拙さが明らかとなっていく中で、トランプ政権が進める政策への期待感も、徐々にはげ落ちつつある。加えて、保護主義的な通商政策への傾斜を深めるトランプ政権の存在は、日本に止まらず、グローバル経済にとって重大なリスクのひとつにすらなっている。米国に限らず、欧州やアジアでも、政治と経済の双方でリスク要因がくすぶり続けており、これらも今後の消費を下押しする材料となりかねない。


本コンテンツの全文は、有料会員サービスでの公開となっております。
ご利用には有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。


参照コンテンツ


おすすめ新着記事

消費者調査データ 日焼け止め<br>ビオレ、アネッサ、ニベアサン、ヒートアップする日焼け止め市場
消費者調査データ 日焼け止め
ビオレ、アネッサ、ニベアサン、ヒートアップする日焼け止め市場

サンケア関連市場は10年連続で拡大中の成長市場だ。今回の調査でも、複数項目で花王「ビオレUV 日焼け止め」が首位を獲得、ブランドの強さを示した。日焼け止め市場は男性や若年層を取り込みながら、美白などの機能性を強化した商品を投入し成長を続けている。需要の最盛期を迎え、ますます過熱する市場から目が離せない。

戦略ケース<br>キリン「タップ・マルシェ」はクラフトビールの支配者となれるか
戦略ケース
キリン「タップ・マルシェ」はクラフトビールの支配者となれるか

飲食店にとって、クラフトビールの導入はコスト的な障壁が高い。しかし、メニューの差別化・付加価値化のための導入ニーズもまた強い。そんな中、急速に普及しているのがキリンの「タップ・マルシェ」だ。導入店舗は18年末時点で7千店舗超。キリンのサポートや販路などを活用できることは、飲食店、ブルワリー双方にとってメリットが大きい。一方で規模拡大につれ、ブルワリーにとっては「キリン色」がマイナス面になりつつある。

成長市場を探せ クラフトビール(2019年版)
成長市場を探せ クラフトビール(2019年版)

2018年のビール類の市場は1992年以降の過去最低を更新する中、伸びているのがクラフトビールだ。製造量は過去5年間で1.6倍に伸長。製造業者も過去3年間で2割以上増加した。大手メーカーや異業種からの参入も相次いでおり、各地の小規模ブルワリーも含めた今後の市場拡大に期待がかかる。






マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
会員登録のご案内
消費社会白書2019
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2019 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.