日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



ポケット版・会社早わかり
株式会社 資生堂(2018年)
より詳しい解説は戦略200+・企業活動分析をご利用下さい
無料サンプル はこちらから
資生堂の2017年12月期決算の総括と戦略計画

 資生堂の2017年12月期の連結決算は、売上高1兆51億円(前年同期比18.2%増)、営業利益804億円(同118.7%増)の増収増益となった。日本事業に関しては、マーケティング投資を強化してきた中高価格帯のブランドが好調を継続し、国内顧客の売上が拡大してきたことに加え、訪日外国人向けのインバウンド需要を着実に獲得してきたことなどから、市場を大きく上回る成長となった。中国事業に関しては、「SHISEIDO」「クレ・ド・ポー ボーテ」「IPSA」などのプレステージブランドが"メイド・イン・ジャパン"の強みを活かして高成長を持続したほか、パーソナルケアブランドもEコマース売上が牽引して大きく伸長した。アジアパシフィック事業に関しては、韓国、タイ、台湾を中心に「クレ・ド・ポー ボーテ」や「NARS」などのプレステージブランドがいずれも大きく成長した。米州事業では、「NARS」や「SHISEIDO」などのプレステージブランドが成長を継続した。また、前期に取得した「Laura Mercier」は、成長に向けてマーケティング投資を強化した。一方、ブランドの再構築に取り組んでいる「bareMinerals」は、大手百貨店の閉店影響やスペシャルティストア(企業型専門店)での競争激化などにより、売上が前期を下回まわった。欧州事業では、前期にライセンス契約を締結した「Dolce&Gabbana」を中心にマーケティング投資を強化し、ブランド価値向上を図った。また、これまで別々に事業を展開していた化粧品とフレグランスの組織統合をはじめ、バックオフィスや物流システムの統合など構造改革を推進し、収益性向上の基盤づくりに取り組んだ。トラベルリテール事業、プロフェッショナル事業に関しても成長を続け、増収となった。2018年3月には新3カ年計画を策定。各地域のお客さまニーズに対応したブランド戦略を徹底し、積極的なマーケティング投資を継続しながら、デジタライゼーションの加速や新事業開発、さらにイノベーションによる新価値創造を進めていく。


参照コンテンツ


競合他社の業績と比較分析する


おすすめ新着記事

第12回 ネクスト戦略ワークショップ講演録<br>ロングセラーブランドの長寿化
第12回 ネクスト戦略ワークショップ講演録
ロングセラーブランドの長寿化

ロングセラーブランドにとって避けられない課題が、顧客の流出だ。強みである潜在顧客基盤の大きさを活用して、これから5年先、10年先も支持されるためにはどのような戦略が必要になってくるのか。顧客の新陳代謝がうまくいっているカルピスやハーゲンダッツの事例を取り上げながら、解説していく。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター<br>若者「忘年会嫌い」は本当?性・世代で意識に差
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター
若者「忘年会嫌い」は本当?性・世代で意識に差

若者の酒離れ、飲み会離れが叫ばれる中、年末の恒例行事である忘年会への意識調査を行った。見えてきたのは、性・世代、職業といった属性による、参加率や参加理由の差だ。特に若い世代において、女性は飲み会に対して好意的な意識が高い一方、男性は低い。一概に若者が忘年会嫌いとは限らないようだ。

第12回 ネクスト戦略ワークショップ講演録<br>食生活の理想と現実の乖離
第12回 ネクスト戦略ワークショップ講演録
食生活の理想と現実の乖離

現代の食生活を読み解くポイントは「個食化」「調理の罪悪感」「罪悪感から解放する価値訴求」の三つだ。今回の調査では、惣菜や冷凍食品を使ったり、手を抜くことに罪悪感を覚えている人も約2割いることがわかった。特に子育て共働き世帯の女性で高い。背景には、「自己管理をきちんとしたい」「立派な主婦でありたい」「家族を大切にしたい」などの意識が関係していることがわかった。こうした消費者の意識をどのように解決していくべきかが、いま企業に問われている。






マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
会員登録のご案内
消費社会白書2019
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2019 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.