デンソーの2022年3月期連結決算は、売上収益5兆5,155億円(前年比11.7%増)、営業利益3,412億円(同120.0%増) であった。半導体不足による車両減産ほか外部環境の影響があったものの、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復と、採算改善努力などにより、大幅な増収増益となった。セグメント別には、全地域で増収、営業利益は北米、欧州を除き、増益となった。日本は、トヨタ自動車向けを中心とする販売の増加等があり、売上収益3兆5,151億円(同10.6%増)、営業利益1,889億円(同735.6%増)と増収増益。北米地域は、売上収益1兆1,602億円(同13.1%増)、営業利益は外部環境の影響を大きく受け43億円(同70.9%減)と増収減益。欧州地域の売上収益は5,614億円(同8.0%増)、営業損失は構造改革費用の計上により34億円(前年度は31億円の営業利益)と増収減益。アジア地域は中国以外の地域における新型コロナウイルス感染症からの回復等により、売上収益1兆6,379億円(同25.6%増)、営業利益1,438億円(同29.1%増)と増収増益。2022年度は、好調な売上収益と採算改善の積み増し、変動対応力のさらなる強化や経営基盤強化の取り組みを反映し、売上収益6兆3,500億円、営業利益5,600億円を見込む。
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競合他社の業績と比較分析する
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