ニトリホールディングスの2020年2月期連結決算は、売上高6,423億円(前期比5.6%増)、営業利益1,075億円(同6.6%増)、経常利益1,095億円(同6.3%増)、当期純利益714憶円(同6.3%増)となり、33期連続の増収増益を記録した。家具・インテリア業界においては、業態を越えた販売競争の激化及び人件費の高騰、物流コストの上昇等、依然として厳 しい経営環境が続いているが、Nクール、Nウォームシリーズの寝具・寝装品やキッチン用品、洗濯機、冷蔵庫等の生活家電、ソファ、自社開発のマットレス等のベッドルーム家具の売上が好調に推移。発送配達費等の物流経費の増加や既存店改装による費用の増加があったものの、為替予約や原価低減策により売上総利益が改善したことが増収増益の要因としてあげられる。新型コロナ感染拡大下の2020年度第1四半期の業績は、巣ごもり需要の高まりを受け、収納整理用品やキッチン・ダイニング用品、ホームオフィス家具の売上が大きく伸び、臨時休業・時短営業のマイナスを通販事業がカバー、前年同期比プラスを達成した。今後も中長期ビジョン「2022年1千店舗、2032年3千店舗」の達成ならびにグローバルチェーンの確立に向け、"製造物流IT小売業"の強みを進化させ、 コーディネート提案、O2Oの推進等、より一層お客様の立場にたった商品・店・サービスを提供していく。
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