販売部門の生産性を計る指標は、1人当たり売上・利益とその伸長率などが代表的な指標となっています。さらに、販売部門の生産性を検討する場合には、特に直間比や時間生産性などの指標で考える必要があります。
販売部門の直間比は、販売員数÷全社員数で求めることができます。直間比の改善の方策としては、
- 直接販売効率の改善...間接部門による支援展開販売員の社内業務の女性内勤者への移管や外部会社活用など
- 直間比の改善...直の絶対数を増やす。間から直への人員の配置転換など
をあげることができます。
販売員の特性として、行きやすい訪問先には必要以上に訪問し、時間をかけているが、行かなければならないところにはなかなか訪問しない、ということがあげられます。ここでは時間の生産性の意識はまったく持たれていません。販売員の数を減らしても売上を達成する方策としても訪問先のグルーピングと訪問ガイドラインを設定し時間生産性を向上させることが重要になります。販売する可能性(販売余地)の視点から訪問先を分類し、特に、有望株グループや大黒柱グループへの活動時間を増大するようにガイドラインを設定することが具体策のひとつになります。
参照コンテンツ
おすすめ新着記事
消費者調査データ レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア
調査結果を見ると、「咖喱屋カレー」が、再購入意向を除く5項目で首位を獲得した。店頭接触、購入経験で2位に10ポイント以上の差をつけ、3ヶ月内購入では2位の「ボンカレーゴールド」のほぼ2倍の購入率となった。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場 背景にある簡便化志向や節約志向
どんな人がパンを食べているのか調べてみた。主食として1年内に食べた頻度をみると、食事パンは週5回以上食べた人が2割で、特に女性50・60代は3割前後と高かった。パン類全体でみると、朝食で食事パンを食べた人は女性を中心に高く、特に女性50代は6割以上であった。
成長市場を探せ コロナ禍の落ち込みから再成長する惣菜食市場
コロナ禍で打撃を受けた市場のひとつに惣菜市場がある。特に外出自粛の影響を受けた百貨店の惣菜などが落ち込んだ。しかし、翌21年には早くも持ち直し、22年、23年と2年連続で過去最高を更新した。