売場に陳列する商品と、その商品のフェイス(商品陳列の最前面)数を決定することをフェイシングといいます。ゾーニングを行った後の商品配置の決定プロセスで、売れ筋商品のフェイス数は多くし、売れ行きの鈍い商品のフェイス数は少なくするというように、販売量に対応した陳列状態にすることが基本となります。フェイシングが効率的に行われると、品薄や品揃えがないことによる機会ロス、過剰在庫による管理コスト上昇などを抑えることができます。また、フェイスが広くなるほどその商品の売上は増加しやすくなるため、新商品やプライベートブランドなど商品戦略上の重点商品のフェイス数を増加させることも考えられます。
フェイス数を増加・減少させることにはそれぞれのメリットがあります。フェイス数を増加させると、その商品の売上が増加する、店頭在庫数が増加するため品薄による機会ロスが防げる、発注・補填コストが削減できるなどのメリットがあります。反対にフェイス数を減少させると、品揃えを拡大できる、商品のフレキシビリティーがあがるなどのメリットがあります。また、フェイス数を削減してもその商品の売上が変わらない場合には、その商品の売場効率があがったということになります。
参照コンテンツ
関連用語
おすすめ新着記事

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
チョコレート商品の値上げが続くなか、成分や機能を訴求したチョコレートが伸びている。今回はどのような人がどんな理由でチョコレートを食べているのか調査した。

成長市場を探せ キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。 キャッシュレス市場の雄、クレジットカードは3年連続過去最高更新(2025年)
キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。

消費者調査データ トップは「ドライゼロ」、2位を争う「オールフリー」「のんある気分」
アップトレンドが続くノンアルコール飲料。調査結果は「アサヒ ドライゼロ」が首位を獲得、上位にはビールテイストが目立つなかで、「のんある気分」が健闘している。再購入意向では10位内にワインテイストやカクテルテイストの商品も食い込み、ジャンルとしての広がりを感じさせる。



