第1世代のアナログ携帯電話、第2世代のデジタル携帯電話の次の世代に当たる携帯電話サービスのことです。ITU(国際電気通信連合)が定めた世界統一規格であるIMT-2000(international mobile telecommunications 2000)に準拠した携帯電話で初めての国際標準規格となります。third generationを略して「3G」とも呼ばれています。
NTTドコモが世界の先陣を切って2001年10月に「FOMA(フォーマ)」でサービスを開始しました。日本国内では2002年4月にKDDIが「CDMA2000 1x」、J-フォンは当初予定から半年遅れて2002年12月より本格サービスが始まります。
第2世代では、NTTドコモの「iモード」に代表されるインターネットへの接続機能を搭載した情報端末として発展を遂げました。第3世代では、高速データ通信により動画配信や音楽・ゲームの配信、さらにテレビ電話や電子マネー、家電のリモコン装置など多様な機能を持つモバイルコンピュータ機器へと進化していきます。
このように第3世代携帯電話は社会・生活・ビジネスに大きなインパクトを与える端末として期待が高まっています。しかし一方で各社のサービス開始時のもたつきなどの様々なトラブルや格安のIP携帯電話などの登場により、当初想定していた計画を下回る契約数などその先行きへの不安が指摘されています。