
総務省統計局が毎月発表する消費者物価の変化を表わす指数で、略称はCPI(Consumer Price Index)です。全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するものです。すなわち家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したもので、実質的な国民生活水準を示す指標のひとつとして広く利用されています。
私たちが日常購入する食料品、衣料品、電気製品、化粧品などの財の価格の動きのほかに、家賃、電話代、授業料、理髪料などのようなサービスの価格の動きも含まれます。
基準年を一定の周期で新しくする「基準改訂」、指数に採用する品目とその品目に付与するウエイトの見直しは、昭和30年の改訂以降、5年ごとに行っており、現在の基準年は平成12年となっています。
指数品目は家計の消費支出の中で重要度が高いもの、価格変動を代表できるものが選ばれており、平成12年基準の消費者物価指数では、596品目が採用されています。その596品目に関して「小売物価統計調査」から店頭小売価格をつかみ、「家計調査」による品目別支出額でウェイトをかけ、加重平均して算出されます。
物価の平均的水準の時間的変動又は地域間の格差を表すために総合化された指数のことです。どの段階の取引に関する物価の変動(又は地域間の格差)を測定するかにより、消費者物価指数、小売物価指数、農村物価指数、卸売物価指数、輸出物価指数、輸入物価指数などがあります。
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