
SOHO(ソーホー)とはSmall Office Home Officeのことで、自宅や小さなオフィスを仕事場とし、情報通信ネットワークを利用して業務を行うワークスタイル、あるいは事業者を指します。
このようなワークスタイルをとることで、自分にできる範囲の仕事を自分のペースで取り組むことができます。情報通信技術の発達・普及と雇用形態の変化、仕事とプライベートのバランスを重視する人が増えていることなどが、SOHOという事業形態の選択を可能にしています。
しかし、SOHOという言葉の定義は正式には確立されていないのが現状で、在宅勤務(企業等に勤務する被雇用者)などと同義語で使われる場合もあります。
HOHO(ホーホー)とはHis Office Her Officeのことで、定年退職などをした夫婦がそれぞれ自宅にオフィスを構えて在宅で働く形態を指します。好きな仕事を続けながらそこそこの収入を得て、余暇も楽しむライフスタイルと言えます。SOHOのワークスタイルがさらに進化したもので、主にアメリカの中高年層で広がっています。
情報通信技術の活用が仕事上で不可欠となり、価値観の多様化や仕事と生活のバランスが問われる時代となっています。また、高齢化や少子化によって労働力の確保が難しくなっていきます。今までのような会社中心のワークスタイルだけでは、時代の変化には対応しきれず、生活を重視したワークスタイルへの転換や、多様な勤務形態を受け入れる体勢が必要となってきています。
SOHOやHOHOが広まることは、自分の生活スタイルに見合う業務の選択を可能とし、生活へのゆとりをもたらすことにもつながります。このようなスタイルの一番のメリットは、自分のペースに合わせて仕事ができる、生活や家族との時間を充実させられることです。また、出勤に必要な時間的・経済的な無駄が省ける、年齢や性別に関係なく仕事ができる、居住地に左右されないといった点もメリットとしてあげられます。
一方で、デメリットも存在します。自ら事業を起こす場合、営業や代金・債権回収まですべて自分自身で行わなければなりません。すべてが自己責任となり、仕事スキルと経営スキルが求められます。
おすすめ新着記事

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
チョコレート商品の値上げが続くなか、成分や機能を訴求したチョコレートが伸びている。今回はどのような人がどんな理由でチョコレートを食べているのか調査した。

成長市場を探せ キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。 キャッシュレス市場の雄、クレジットカードは3年連続過去最高更新(2025年)
キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。

消費者調査データ トップは「ドライゼロ」、2位を争う「オールフリー」「のんある気分」
アップトレンドが続くノンアルコール飲料。調査結果は「アサヒ ドライゼロ」が首位を獲得、上位にはビールテイストが目立つなかで、「のんある気分」が健闘している。再購入意向では10位内にワインテイストやカクテルテイストの商品も食い込み、ジャンルとしての広がりを感じさせる。



