マーケティング用語集 | |
AIDMA | |
1.AIDMAとは
AIDMA(アイドマ)とは、消費者行動のプロセスに関する仮説のひとつで、1920年代にアメリカのローランド・ホールが提唱しました。消費者の各行動を頭文字で表しており、Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)という5段階があります。AIDMAによって、消費者がある商品を知ってから購入という行動に至るまでの心理に焦点を絞り、どのような変化があるのかを推測します。 2.購買プロセスの5段階
では、AIDMAの各段階を詳しくみていきます。AIDMAのプロセスは、Attentionを「認知段階」、Interest、Desire、Memoryを「感情段階」、Actionを「行動段階」として区別することができます。「認知段階」のAttentionとは、物やサービスについて「CMで見たことがある」「最近流行っている」などを知る段階です。 「感情段階」は、「好き」「嫌い」「欲しい」などの気持ちを判断する段階です。つまり、Interestが、消費者が物やサービスに関心を持つ段階です。消費者の関心をむけるには、そのためのプロモーションが必要です。Desireは、物やサービスの価値に共感し、「好き」「欲しい」「使ってみたい」と思う段階です。この欲求が強ければ強いほど、Memoryとして記憶に残ります。 そして記憶が呼び起こされると、Actionとして次の行動につながります。これが実際に「買う」「使う」という「行動段階」です。 このように消費者の行動心理と購買プロセスを分解すると、消費者が今、どの段階にあるかを把握することができます。企業は、消費者の状態に応じたマーケティング戦略をとることが可能となります。 消費者への浸透モデルは「AIDMA」が代表的ですが、当社では数値化しやすく、アクションにつながるという点から「AMTUL」というモデルを提案しています。 |
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