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松田久一 著 11月20日発刊
ジェネレーショノミクス
全ての世代論を過去にする

全ての世代論を過去にする



出版:東洋経済新報社
定価:1,800円+税

はじめに 日本経済を世代論で読む
  先が読めれば怖くない
  世代が価値意識を変え、価値意識が経済を変える
  社会科学としての世代論
  本書の構成
  一寸先は闇がいい

第1章 世代論とは何か
  「20代の世代」は誤用表現──世代論の混乱
  世代の定義
  議論に値する世代論の4条件──世代区分の長さ、区分の根拠、区分の起点、実証可能性
  人生はライフサイクルの通過
  世代区分の根拠
  世代区分の起点
  有効性の実証方法
  価値意識分析の有効性の判定結果
  世代とライフサイクルによって変わる価値意識
  ジェネレーショノミクスとは意識の変化から経済の先を読む方法
  人にとって世代とは何か

第2章 「消費意識」は世代によってどう変わっていくか
  個人消費主導が現代経済の特徴
  個人消費に影響を与えるのは収入よりも価値観や意識
  消費の長期低迷
  消費水準は異質な世代のライフサイクル通過で変わる
  嫌消費と好消費の世代
  買い物が好きだが、それよりも貯蓄が好き
  見せびらかし消費は変わらない
  見せびらかしと贅沢の本質とは何か
  贅沢と倹約の世代交代による循環
  なぜ好消費と嫌消費は交互にあらわれるのか

第3章 「勤労意識」は世代交代によってどう変わっていくか
  就職難を経験した世代はどんな勤勉意識を持つのか
  天職を求め、自分の能力や可能性を試し、出世を急ぐ
  勤勉は日本人の国民性か
  何事も地道にこつこつと積み上げていきたい、起業家意識は変わらない
  変わる勤勉意識は労働市場をどう変えるか
  「何事も地道に」は、革新には向かない
  天職意識は、イノベーションを生む
  スキルアップなき雇用流動化

第4章 「信頼意識」は世代交代によってどう変わっていくか
  信頼とは何か
  世代交代によって崩壊しつつある他人への信頼
  『ナニワ金融道』から『闇金ウシジマくん』へ
  再生しつつある新しい他人への信頼意識
  信頼関係の社会的な広がりの歴史
  信頼意識の変化は企業組織や中間組織を変化させる
  信頼意識の低下は、経済の効率を下げる
  政府への信頼の低下は、政策効果を限定的にする

第5章 人口と家族は、世代交代でどう変わっていくか
  人口と経済の関係
  人口減少をどう読むか
  アメリカ経済と人口の相互作用の関係
  どうして人口減少は起こっているのか
  どうして結婚しないのか──非婚化、未婚化、晩婚化
  男性の結婚意欲が女性よりも低い
  女性の結婚による機会費用は高いので相手に望む収入は高くなる
  男性は女性に生活力も経済力も求めている
  日本における人口と経済の相互関係

第6章 黄金消費経済への進化か、マフィア経済への衰退か──日本経済8つのシナリオ
  3つの意識変化が生む経済の分岐点
  21世紀の日本経済8つのシナリオ──衰退か、新しい経済への進化か
  楽天的なシナリオと悲観的なシナリオ
  黄金消費経済への転換の条件

終章 ポストモダン経済の成長段階
  ポストモダン経済へのステージアップ
  黄金消費経済の特徴と成長メカニズム
  黄金消費経済の経済原則
  最後に




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