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消費社会白書2017
中流生活の成熟と再生



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第1章 中流価値からの転換

社会の大勢を占める「地域密着」の価値観は長期低下傾向にあるが、「現在享楽」は長期上昇傾向、「自己実現」は短期的に上昇している。中流意識の上下分解も進みつつある。「中流生活」の諸条件は実体のない幻想にすぎず、そうした「中流幻想」自体も、生活者にとって実現性のないものとなっている。
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第2章 目的的貯蓄意識の高まりによる消費意欲の低迷

消費は一進一退を経て、低迷している。支出意欲も変化の方向が定まらない。消費を取り巻く諸要因は、強弱相半ばしている。消費低迷の原因として、漠然とした将来不安ではなく、明確な貯蓄目的が、支出抑制効果をもたらしている。
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第3章 脱中流を志向する消費リーダー

趣味的消費が退潮し、「モノ消費」が成熟している。これは長期的変化の可能性が高い。中流意識の上下分解の進行は、支出意欲の格差をより一層拡げていく。消費リーダーは、旅行・レジャーやサービスなどへの支出は旺盛であるが、耐久財の保有欲求は低い。
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第4章 生きがいを求める「新めいめい食」

食の意識では「充実食」が大勢であり、食への期待は高い。食事の風景をみてみると「ひとりメシ」が最大。「ファミレス食」、「ハレ食」、「サラダ食」や、「汁なし食」といった新しい組み合わせが食卓に登場し、従来型の「一汁三菜食」は少数派になっている。
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第5章 性差の縮小によって高度化するH&BC市場

「からだ」だけでなく「こころ」の健康も大切だという意識が高まり、そのバランスが重要視されている。H&BC(健康・美容)市場をリードするのは従来、女性であると思われてきたが、男性にもその動きは広がっている。
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第6章 都心志向と高層型のライフスタイル

人々の住み替え意向は、地方の市町村から大都市へと向かっている。特に東京では都心高層マンション居住層が今後も拡大していく。高層マンション居住層はサービス領域を中心とした旺盛な消費意欲と利用可能なチャネルの重畳性も相まって、新しい高層ライフスタイルを形成しつつある。
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第7章 変容するエレクトロニクス期待
-「生活の豊かさ」から「脳の快楽」へ

必要な機能はスマートフォンに集約され、エレクトロニクスのモノ的意味は希薄になった。エレクトロニクスは、「自己実現」や「張合消費」を求める「脳の快楽」のための道具として、次なる発展を迎える。
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第8章 高まる資産運用意識

家計のリスク資産残高は大きく伸び、リスク資産保有率も高まってきた。リスク資産運用への取り組み意欲は、男性シニア層や高資産層から、男性のミドルや中資産層へと広がりつつある。資産取引重視とネット取引重視の2グループは、将来への強気の見通しを背景に、リスク資産運用を積極化させていくと期待される。
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