味の素の現在の戦略は...
アミノ酸をコアとしたグローバル多角化戦略
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味の素の2024年3月期の連結決算は売上高1兆4,392億円(前年同期比5.9%増)、事業利益1,477億円(同9.1%増)となり、ともに過去最高を更新した。全体としては、ファンクショナルマテリアルズの販売減の影響等によりヘルスケア等セグメントが減収となったものの、販売単価の上昇や換算為替の影響等により調味料・食品セグメント及び冷凍食品セグメントが増収となった結果、増収増益となった。調味料・食品セグメントでは、売上高は販売増や換算為替の影響等により8,470億円(同9.3%増)、事業利益は増収効果等により1,116億円(同31.5%増)となった。国内では「Cook Do®」極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐用と「パスタキューブ™」が想定以上に好調で、海外では現地でのマーケティングの進化や無形資産であるブランドへの着実な投資により、海外風味調味料のシェアが拡大している。冷凍食品セグメントでは、北米市場において構造改革とSKU削減などを実施し、業績が回復。売上高は販売単価の上昇や換算為替の影響等により2,819億円(同5.5%増)、事業利益は増収効果や構造改革効果等により95億円(同375.7%増)となった。ヘルスケア等セグメントの売上高は、ファンクショナルマテリアルズの販売減の影響等により、前期を51億円下回る2,946億円(同1.7%減)、事業利益はファンクショナルマテリアルズ、バイオファーマサービス&イングリディエンツいずれも減益となり、244億円(同49.9%減)となった。2024年度は増収・増益を見込んでおり、2023年度を牽引した食品事業の着実な成長と、ヘルスケア等を成長軌道に回帰させることで、引き続きASV指標の達成を目指す。
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参照コンテンツ
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