江崎グリコの現在の戦略は...
健康基軸でのブランド価値再定義による脱成熟戦略
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江崎グリコの2022年12月期の連結決算は、売上高3,039億円(前年比3.9%増)、営業利益128億円(同33.5%減)と増収減益であった。売上面では、中国のロックダウンがあったものの為替影響もあり増収を達成。営業利益面では、原材料の高騰影響及び中国のロックダウンの影響により対前年3割減となった。セグメント別では、国内の売上高は乳業が減収だったが、菓子・食品や冷菓などが増収し、対前年0.6%増収となった。営業利益は原材料高騰等の影響により対前年-37億円の減益となった。海外はASEAN、米国が順調に推移し、為替の影響もあり対前年20%増収したが、中国におけるロックダウン・海上運賃高騰などにより、対前年-27億円の減益となった。江崎グリコは2022年2月に創立100周年を迎え、それを機に40年ぶりとなる社長交代を実施。新経営体制のもと、2022年度からは「中期経営計画(2022年度-2024年度)」がスタートし、お客様起点のバリューチェーン構築による5つの注力領域での新たな市場の創造と拡大を目指している。国内事業ではカテゴリー・マーケティングから新たな事業マネジメントへの転換を図り、海外事業では注力地域(中国・ASEAN・米国)での大幅な成長加速を継続する。2年目となる2023年度は、売上高3,170億円、営業利益160億円を計画している。
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