カゴメの現在の戦略は...
コア技術の水平展開による脱トマト戦略
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2022年12月期の連結決算は、売上高2,056億円(前年同期比8.4%増)、営業利益128億円(同9.4%減)と増収減益となった。円安進行による為替影響を含め国際事業が牽引し増収となったが、世界的な原材料価格の高騰、国内加工食品事業の販促強化により減益となった。セグメント別には、国内加工食品事業は飲料が下期好調で、食品他が外食需要の回復などで増収となったが、一部商品の価格改定を行うも原材料、エネルギー価格の高騰などにより減益となった。国内農事業は、生鮮トマトの調達量が減少したものの、市況が前年を上回り、売上収益は前年並み、市況影響の他、事業分社化による継続的な収益構造改革などにより増益となった。国際事業は米国フードサービス、トマト1次加工が堅調に推移し、コスト上昇の影響を受けるも、トマトペーストの価格上昇などにより増益となった。16年に設定した2025年の「ありたい姿」と「ビジョン」の実現に向けて、2022年度からは「第3次中期経営計画」がスタート、「野菜摂取に対する行動変容の促進」「ファンベースドマーケティングへの変革」「オーガニック、インオーガニック両面での成長追求」「グループ経営基盤の強化と挑戦する風土の醸成」の四つのアクションの有機的連携による持続的成長の実現を目指す。2025年に向け、売上収益は国際事業が牽引、事業利益は2023年度を底に確実に伸長させ、「ありたい姿」と「ビジョン」を達成する。
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