カゴメの現在の戦略は...
コア技術の水平展開による脱トマト戦略
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カゴメの2023年12月期の連結決算は、売上高2,247億円(前年同期比9.3%増)、営業利益175億円(同37.0%増)と増収増益となった。円安進行による為替影響を含め国際事業が牽引し引き続き増収増益となった。国内加工食品事業は価格改定により増収となったが、世界的な原材料価格の高騰を吸収しきれず減益となった。セグメント別には、国内加工食品事業は飲料は、価格改定以降、販売数量減少も回復基調にある。家庭用食品、業務用:需要喚起策により家庭用食品は早期売上回復、業務用は堅調に推移した。国内農事業は、生鮮トマトの調達量の増加により増収となったが、エネルギー価格や肥料価格の上昇などにより減益となった。国際事業は米国フードサービス企業向け二次加工(農作物に調味料や野菜などの他の素材を加えて加工する工程であり、トマトケチャップ やピザソース、野菜飲料など)、欧州トマト一次加工事業(生の農作物を扱いやすい形に加工する工程)が堅調に推移し、市況に連動した価格改定により増益となった。2022年度からは「第3次中期経営計画」がスタート、「野菜摂取に対する行動変容の促進」「ファンベースドマーケティングへの変革」「オーガニック、インオーガニック両面での成長追求」「グループ経営基盤の強化と挑戦する風土の醸成」の四つのアクションの有機的連携による持続的成長の実現を目指す。2023年までの前半2年間は、国内は想定通りの価格改定、国際は売上、利益ともに成長したと総括している。2024年以降の後半2年間は、国内は利益回復、国際は成長を加速させ、経営基盤の継続強化によって、「ありたい姿」と「ビジョン」を達成する。
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