ザ コカ・コーラ カンパニーの2022年12月期連結決算は、売上高430億ドル(前年同期比11.3%増)、営業利益109億ドル(同5.8%増)であった。販売は好調で、世界各国の市場で堅調な販売量の増加が見られ、ロシア事業の停止、中国のゼロ・コロナ対策により一部相殺されたものの、大幅な増収となった。原材料コストの上昇や為替の逆風の他、BODYARMOR社の買収、営業コストの増加、マーケティング投資の増加などによる不利な影響を受けたが、売上高の大幅な伸びの恩恵を受け、増益となった。セグメント別では、全地域にわたって好調で、特に北米、中南米での売上は2桁成長となった。営業利益は北米、中南米、欧州地域が増益となったものの、アジアは僅かながら減益となった。2022年の好調な業績を踏まえ、2023年も継続的なインフレ環境が想定されるが、ここ数年マーケティング投資を強化しており、勢いを⽀えるためにも今後も投資を続け、ボトリングパートナーとの連携を強化していく。手頃な価格帯とプレミアム化に対応した価格ミックスを引き続き進めることで、本業収益は7~8%の成長を予想しており、同等の通貨中立を予想している。
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参照コンテンツ
- 戦略ケース エナジードリンク市場 第二幕(2014年)
- 戦略ケース チャネル接点のリ・デザイン(2014年)
- 戦略ケース プラットフォーム発想を取り入れて、事業を活性化する(2013年)
- 戦略ケース 営業マン教育の新機軸~あらゆる商品と競り合って売りをつくるために(1984年)
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