キリンホールディングスの現在の戦略は...
健康価値を軸とした脱酒類戦略
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キリンホールディングスの2023年12月期の連結決算は、売上収益2兆1,344億円(前年同期比7.3%増)、事業利益2,015億円(同5.4%増)と増収増益であった。すべての段階利益で増益を達成、事業利益は過去最高値となり、特に医薬事業を行う協和キリンが大きな利益のけん引役となった。事業会社別では、酒類事業はキリンビールとLION両社共に、マーケティングの手法を改めて見直し各ブランドでその新たなやり方にチャレンジ。キリンビールは主力ブランドへの投資を強化したが、原材料等の高騰影響を上回る価格改定効果やコストマネジメントにより増益、 LIONは原材料等の高騰影響に加え、豪州におけるブランド投資を実施したが、北米クラフトビールの数量増や構造改革効果により増益となった。キリンビバレッジは、原材料等の高騰影響を価格改定効果で相殺したものの、販売数量減やブランド投資の実施により減益。協和キリンはCrysvitaの自社販売を開始した北米を中心にグローバル戦略品の売上が増加したことなどにより増益、Coke Northeastも原材料等の高騰影響を上回る価格施策やコストコントロールによって増益となった。長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」の第2ステージ「2022年-2024年中期経営計画」の最終年度となる2024年度は、食領域、医領域、ヘルスサイエンス領域の成長に国内外で取り組み、特にヘルスサイエンス領域ではBlackmores Limitedを加えたグローバル事業体制を推進する。開示セグメントもグループの戦略に合わせて「酒類」「飲料」「医薬」「ヘルスサイエンス」の4つに変更、売上収益2兆2,700億円(対前年6.4%増)、連結事業利益は対前年微増の2,020億円を目指す。
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