ロレアルの2023年12月期の決算は、売上高411億8,300万€ (前年同期比7.6%増)、営業利益81億4,300万€(同9.2%増)と増収増益、過去最高を記録した。事業別の売上高に関しては、プロフェッショナルプロダクツ事業本部が売上高46.5憶€(前期比4.0%増)、コンシューマープロダクツ事業本部が売上高151.7憶€(同8.2%増)となったほか、ロレアルリュクス事業本部が売上高14.9憶€(同2.0増)、ダーマトロジカルビューティ事業本部も売上高64.3憶€(同25.5%増)といずれも上昇した。地政学的緊張が高まり、インフレの圧力や中国の美容市場の停滞という厳しい環境にありながらも、成長を続けることができ、大変大きな成功を収めた一年となった。M&Aだけでなく、ブランドポートフォリオ見直しによる37のインターナショナルブランド育成が貢献した。近年は「ビューティーテック№1」を目指し、この分野への」積極的な投資をすすめている。
企業活動分析/戦略分析シートのご利用には有料の会員登録が必要です。
本コンテンツでは、企業の戦略や活動を当社独自のフレームに沿って時系列で整理しています。
各企業の決算情報やニュースリリースをチェックする手間をかけることなく、戦略や事業環境を素早く把握できます。競合比較や業界分析などに幅広くご活用ください。
現在、企業活動分析/戦略分析シートのサンプルを無料公開しています。無料会員への登録でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
企業活動分析レポートのダウンロード
- バックナンバー
企業活動分析に関する基調論文
参照コンテンツ
- 消費者調査データ シャンプー(2019年11月版)
上位を独占する定番ブランド、次のヒットの芽は? - 消費者調査データ リップグロス -激口紅に代わりリップメークの必須アイテム「リップグロス」(2010年)
- 消費者調査データ ファンデーション 激戦・ファンデーション戦争(2010年)
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事
消費者調査データ サブスクリプションサービス 広く利用される「プライムビデオ」、音楽サブスクには固定ファンも
調査結果を見ると、「Amazon プライムビデオ」が全項目で首位となった。「プライムビデオ」は認知率で認知率は8割強、利用経験では唯一4割強、今後の利用意向でも3割を超えている。
成長市場を探せ コロナ禍の壊滅的状況からV字回復、売上過去最高のテーマパーク
コロナ下では長期休業や入場制限などを強いられ、壊滅的ともいえる打撃を被ったテーマパーク市場、しかし、コロナが5類移行となった2023年には、売上高は8,000億円の大台を突破、過去最高を記録した。
消費者調査データ シャンプー(2024年11月版) 「ラックス」と「パンテーン」、激しい首位争い
調査結果を見ると、「ラックス(ユニリーバ)」と「パンテーン(P&G)」が複数の項目で僅差で首位を競り合う結果となった。コロナ禍以降のセルフケアに対する意識の高まりもあって、シャンプー市場では多様化、高付加価値化が進んでいる。ボタニカルやオーガニック、ハニーやアミノ酸などをキーワードに多様なブランドが競うシャンプー市場の今後が注目される。