オリンパスの2018年3月期の連結決算は、売上高7,865億円(前年比6.2%増)、営業利益810億円(同13.8%増)と増収増益となった。特に好調なのは医療事業で、アジア・オセアニア地域は全分野で好調に推移、2年連続で2桁成長を達成した。加えて、2017年6月に買収したISM社との連携により、最大市場である北米において複数の大型IDNとの新規商談の獲得に大きな足掛かりを得たことも、過去最高の売上高を計上する要因のひとつとなった。科学事業は産業分野で良好な市場環境が続いており、7%増収を達成した。映像事業は、主にコンパクトカメラの販売減少により、売上高は4%減収。営業損益は中国生産子会社操業停止に伴う費用発生等により、損失を計上した。中期経営計画「16CSP」は必ずしも思い描いていたとおりの進捗とは言えず、スローなスタートとなったが、2018年度も経営資源の効率的な活用、業務改革プロジェクトの推進等により、16CSPで掲げた重点施策を確実に実行する。売上高は堅調な医療事業が全社を牽引し2%増収の8,000億円、営業利益は映像事業で中国生産子会社操業停止の追加費用等が発生するため、 前年並みの810億円を見込む。
企業活動分析/戦略分析シートのご利用には有料の会員登録が必要です。
本コンテンツでは、企業の戦略や活動を当社独自のフレームに沿って時系列で整理しています。
各企業の決算情報やニュースリリースをチェックする手間をかけることなく、戦略や事業環境を素早く把握できます。競合比較や業界分析などに幅広くご活用ください。
現在、企業活動分析/戦略分析シートのサンプルを無料公開しています。無料会員への登録でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
企業活動分析レポートのダウンロード
- バックナンバー
企業活動分析に関する基調論文
参照コンテンツ
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事
消費者調査データ レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア
調査結果を見ると、「咖喱屋カレー」が、再購入意向を除く5項目で首位を獲得した。店頭接触、購入経験で2位に10ポイント以上の差をつけ、3ヶ月内購入では2位の「ボンカレーゴールド」のほぼ2倍の購入率となった。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場 背景にある簡便化志向や節約志向
どんな人がパンを食べているのか調べてみた。主食として1年内に食べた頻度をみると、食事パンは週5回以上食べた人が2割で、特に女性50・60代は3割前後と高かった。パン類全体でみると、朝食で食事パンを食べた人は女性を中心に高く、特に女性50代は6割以上であった。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場 背景にある簡便化志向や節約志向
どんな人がパンを食べているのか調べてみた。主食として1年内に食べた頻度をみると、食事パンは週5回以上食べた人が2割で、特に女性50・60代は3割前後と高かった。パン類全体でみると、朝食で食事パンを食べた人は女性を中心に高く、特に女性50代は6割以上であった。