コメリの2021年3月期連結決算は、営業収益3,857億円(前年同期比10.7%増)、営業利益303億円(同64.2%増)と増収増益となった。既存店売上が前年比109.0%と営業収益増加に大きく寄与、営業利益の大幅増加については、既存店の伸びに加え荒利率改善が大きく寄与した。カテゴリー別では、住環境改善の潜在的ニーズが顕在化し、核カテゴリーである工具・金物・作業用品、リフォーム資材、園芸・農業用品等が収益・利益を牽引。3年ぶりのまとまった降雪に伴い、冬季関連商品も好調に推移した。フォーマット別では、パワーの牽引に加え、足元生活圏での買い物が浸透しハード&グリーンの売上が好調に推移した。2022年3月期については、コロナ禍での住環境改善ニーズに対応するため、自社商品開発の推進など商品力強化を行うとともに、「社内マイスター制度」をより浸透させ、お客様のお困りごと解決を図る。また、全国46都道府県1,208店舗の強みを生かし、お客様にとって使いやすいネットと店舗の融合を図る。
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