ヤオコーの現在の戦略は...
地域特化の食生活提案による差別化戦略
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ヤオコーの2024年3月期の連結決算は、営業収益6,196億円(前期比9.8%増)、営業利益293億円(同11.8%増)と35期連続の増収増益を達成、過去最高益となった。2021~2023年の第10次中期経営計画では「2割強い店づくり」をテーマに、価格対応、個店の販売力強化、独自の商品開拓・開発、生産性の向上に取り組み、計画を上回る成果を収めた。総括として、巣籠り需要や物価上昇が追い風となり、ヤオコー中心に売上が好調に推移、フーコットで5店出店・せんどうとの資本業務提携を成果とし、グループ共通機能(人事、財務、店舗開発等)が課題としている。2024年度から始まる第11次中期経営計画では、「グループでより強くなる」をメインテーマに掲げて、ラ イフスタイル業態とディスカウント業態の各社が自律的な成長を果たすことで、商圏シェアの向上を図 るとともに、長期目標である「 グループ売上高1兆円体制」に向けた基盤づくりについても進めていく。重点となる戦略は、グループとしての商圏シェアアップ、グループ共通機能の強化、成長市場への投資と協業の3つである。また、ヤオコー単体では「シン・ヤオコー」をテーマに、令和モデルへの構造転換にチャレンジしていく。
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