青山商事の2022年3月期連結決算は、売上高1,659億円(前年比2.8%増)、営業利益22億円(前年損失144億円)であった。新中期経営計画の初年度でもある当期は、緊急事態宣言の断続的な発出やまん延防止措置の適用による一部店舗での臨時休業や時間短縮営業があったものの、影響は前期よりも限定的であり、さらに行動制限の緩和によるオケージョン需要の回復もあり増収増益となった。ビジネスウェア事業においては、感染症拡大の影響が小さくなったことや、不採算店舗の閉店及び希望退職の募集を柱とする構造改革、経費の効率的な使用により営業損益が大幅に改善し、売上高1,133億円(前年比3.1%増)、営業利益7億円(前年損失158億円)と増収増益であった。今後は、スーツ・フォーマル販売に偏った「一本足経営」から脱却し、事業・商品・サービスを推進する各組織が自立し協働する「スクラム経営」を目指すべき姿とし、中期経営計画「Aoyama Reborn 2023」の達成を目指す。中計の最終年度である2023年度は、売上高2,000億円、営業利益110億円、純利益80億円を見込む。
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