-世界最強企業の変貌と21世紀の覇権維持に向けた新成長戦略
しかしながら世界のパソコン出荷台数は2001年に初めて前年実績を下回り、2002年も1億3,600万台と前年比ほぼ横ばいの低成長で、今後も低成長が予測されている。マイクロソフトは基本ソフト(OS)『ウィンドウズ』の最新版への切り替えや『オフィス』などの応用ソフト(AS)の販売によって増収増益を保ってきたが、伸び率では2000年を境として頭打ちになってきている(図表1)。パソコン需要の伸び悩みが予測される中、今後も更なる成長路線を突き進むと思われた世界最強企業も創業28年目を迎え、かつてない転機を迎えようとしている。本稿では、マイクロソフトが抱える内外の諸問題を踏まえながら、今後の戦略方向について考察する。
本コンテンツの全文は、会員サービスでのご提供となっております。 以降の閲覧には会員サービス(有料)へのご登録が必要です。
|