(2007.07)
決戦のマーケティングシリーズ 2007
「大日本印刷」×「凸版印刷」
液晶戦略が首位逆転を演出
本稿は、「週刊エコノミスト2007年7月3日号」掲載記事のオリジナル原稿です。
代表執筆 菅野守
社会経済研究チーム 松田久一、吉野太喜
日本の印刷業界は伝統的な新聞や雑誌の印刷に加え、クレジットカードや電子マネーなどに使われるICカード、液晶モニターのカラーフィルターなどに業容を拡大している。主力の印刷物の落ち込みを他事業が補う形で、市場規模はここ数年、年1~2%の微減だが、2005年末で約7兆円の規模を保つ。
そのなかでも、業界トップを争う大日本印刷と凸版印刷は多角展開が功を奏し、直近5年間は年平均約3%の成長を続け、両社で市場の約4割を占める。さらに、連結売上高で万年2位だった凸版が06年3月期に48年ぶりに首位を奪還するという「事件」が起きた。07年3月期も凸版が約7,400万円の僅差で際どく首位を守っている。
※本稿は代表の松田監修のもと、社会経済研究チームで議論した結果を菅野守が代表執筆したものです。
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