これまでは、鎮痛剤や風邪薬といった大衆薬でも、販売するためには薬剤師の免許が必要だった。しかし、改正薬事法では、大衆薬をそのリスクの高さで3分類し、高リスクに分類される薬以外は、新設される「登録販売者」の資格があれば、販売できるようになると見通されている。この登録販売者の資格は、都道府県が行う試験だけで取得できるため、大学の薬学部を卒業し、国家試験合格が必要な薬剤師と比べ、資格取得のためのハードルは低い。ファミリーマートでは、先行して展開する都内の2店舗に、まず薬剤師を3名程度配置し、この店舗で登録販売者となる社員を育成する考えで、資格試験に合格した社員を別の店舗に配置し、その店舗でさらに資格者を育成し、有資格者を増やしていく計画である。
身体の不調はTPOを選ばない。夜中に急な発熱や腹痛などに襲われた場合、近所の薬局薬店やドラッグストアは店を閉めていることが多い。24時間営業のコンビニでは、こうした需要を狙う。
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