なぜ、シェアダウンが続いているのか
キリンの巻き返しの可能性
ビール類市場ではキリンの独り負けが続いている。
2001年にトップの座をアサヒビールに奪われた同社は、その後巻き返し、2005年以降、1%をめぐるトップ争いを演じてきたが、ここ数年アサヒとの格差は拡がり、2012年以降は独り負け状態が続いている。とくに2014年上期はシェア33.1%と近年にない低シェア水準となった。課税出荷量の2014年目標は、対前年100.8%だったが、▲3.1%と下方修正を余儀なくされている。
なぜ、キリンはシェアダウンが続いているのか、反撃はあるのか、考察したい。