健康志向や時短調理、さらには食におけるカスタマイズというトレンドの中で、(グリーン)スムージーがブームになっている。日本におけるジューサー&ミキサー市場は、主要家電量販店における2012年度の販売台数が2009年度比で約4割増とも推計されている。
この市場の火付け役は、米Vitamix社の「Vitamix(バイタミックス)」である。同社の2012年度売上は2011年度比52%増で、それを牽引したのはこの3年間で売上が4倍に拡大したVitamixと言われている。売れ筋商品の定価は7万9,800円。国内メーカーの多くが1万円前後から高くて3万円台、正規代理店のHPの「食物を丸ごと粉々にして、細胞内の栄養素までも引き出す、ホールフードマシーン」という説明からも、一線を画していることがうかがえる。