コロナ危機に直面した中堅企業からのご相談に、当社コンサルタントがお答えしています。ここでは、その一部をご紹介します。
CASE1.酒造メーカーの場合

Q.日本酒が売れません。とくに料飲店が厳しいです。家庭用の売上が伸びているものの、全体の落ち込みをカバーするほどではありません。小さな会社なので、バイヤーに会ってもらえなくなり、新商品の営業がほぼストップしている状態です。仲のいいバイヤーは電話やオンライン会議で対応してくれるところもありますが、商談がなかなか進みません...。こんな状況なので、家庭用をもっと伸ばしたいのですが、コロナ下でどんな営業が有効でしょうか?
(酒造メーカー 営業部、27歳)
CASE2.インテリアメーカーの場合

Q.コロナの影響で、主な販路としていた百貨店での売上が急減してしまいました。既存の販路頼みではなく、何かしないとと思っているのですが...。
(インテリアメーカー 営業企画、28歳)
CASE3.飲食店の場合

Q.「そこでしか食べられない特別な味」を体験してもらうことを目指して、レストランを経営していました。常連客は今でも食べに来てくれるのですが、Withコロナの生活では、外食店はソーシャルディスタンスの観点からも今までのように満員にすることができず、よくて「7割」状態が今後も続くと思います。他の店は、デリバリーやECへの進出、テイクアウト弁当など、ありとあらゆる対策をしていますよね。優先して何に取り組むべきなのか、不安を感じています。
(飲食店経営、35歳)
ディレクター 大澤 博一
食品飲料、H&BCなどの消費財メーカー、流通業など幅広い業界企業のコンサルティングを行い、入社以来、700を越えるプロジェクトを経験している。 メーカーと流通小売企業の両者に精通し、組織革新、営業改革プロジェクト等、現場を熟知した経営戦略・マーケティング戦略立案に定評がある。 「戦略ケースの教科書」執筆担当、『フィナンシャルタイムズ』『エコノミスト』『東洋経済』など経済誌への寄稿・取材記事多数。
ビジネス・ディベロップメント・マネジャー 舩木 龍三
入社30年を越えるキャリアで携わったプロジェクトは800を越える。 どんな業界にも対応できるが、特に営業、小売流通政策、組織革新、営業改革プロジェクト等、現場を熟知した経営戦略・マーケティング戦略策定に強みがある。 執筆担当「戦略ケースの教科書」、「47都道府県の経済天気図」、「多次元接点戦略」他。webコンテンツとして戦略ケースを多数執筆。
プロジェクト・チーフ 北口 知愛
成長支援のコンサルティングサービス事務局。食品飲料、嗜好品、住宅設備を中心に100以上のプロジェクト経験がある。消費者・企業双方のトレンドを踏まえたライフスタイル変化予測を強みとする。検討会のファシリテーターとしての活動も多い。中堅企業の戦略ケース執筆も担当。
参照コンテンツ
- MNEXT 眼のつけどころ ブランド・ものづくりビジネスモデルの革新のすすめ方
―戦略思考とはどういうものか(組織論篇) - MNEXT 眼のつけどころ ブランドのロングセラー化の鍵は「うまいマンネリ」づくり―市場溶解期のブランド再構築(2017年)
- MNEXT 眼のつけどころ ネットとリアルの融合時代の再成長戦略-成熟ブランドの活性化による企業革新(2017年)
- MNEXT 眼のつけどころ 「真実性以後」のブランド再構築のとき(2017年)
- JMRからの提案 マーケティングTips ブランディング 名前のちから(2020年)
- マーケティングFAQ ブランド力の強化
- 消費者調査データ RTD(2020年2月版)
首位「氷結」、追う「ほろよい」。「檸檬堂」はどこまで伸びるか - 消費者調査データ ノンアルコール飲料(2020年2月版)
「オールフリー」「ドライゼロ」火花散らす 機能系も健闘
おすすめ新着記事

消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺
調査結果をみると、「カップヌードル」が、ほぼ全員に認知があり、4分の3に購入経験があり、半数弱が3ヶ月以内に購入、と圧倒的な強さをみせるなど、ロングセラーブランドへの上位集中が鮮明な結果となった。背景には、昨今の値上げ続きで強まる消費者の節約志向があると考えられる。「失敗したくない」という意識が安心感のあるブランドに向かっているのだ。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
チョコレート商品の値上げが続くなか、成分や機能を訴求したチョコレートが伸びている。今回はどのような人がどんな理由でチョコレートを食べているのか調査した。

成長市場を探せ キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。 キャッシュレス市場の雄、クレジットカードは3年連続過去最高更新(2025年)
キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。



