
全日本菓子協会発表の「チョコレートの小売金額」をみると、チョコレートの小売金額は2001年以降、10年にわたって停滞を続けてきた。ところが2011年から徐々に伸長し、2014年には前年比7.5%の成長を見せている。

次に、家計調査からチョコレートの月別支出金額を比較してみる。
2015年では、2007年と比べてバレンタイン時期である2月の支出が伸びている。これは、家族や自分自身のための購入の増加など、バレンタインのあり方が変わってきているためだと考えられる(「『食』のマンスリー・ニュースレター 第70号 チョコレートにみる階層消費」参照)。
近年、チョコレート市場では大人向け商品へのシフトのほか、健康志向などを打ち出した機能性チョコレートの台頭がみられる(「消費者調査データ チョコレート(2016年3月版)」参照)。
これらの新商品が、さらなる市場の成長をもたらすことができるのかが注目される。
より詳細な内容については、公開中の「第9回ネクスト戦略ワークショップ 品質競争下の食品市場の成長戦略」講演録をご参照下さい。
第9回 ネクスト戦略ワークショップ 講演録



