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日本即席食品工業協会発表の「カップめんの生産量」をみると、カップめんの生産は2005年にピークを迎えて以降は成長が停滞。しかし2009年から再び成長の兆しを見せはじめ、2015年には過去最高を記録している。
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次に、家計調査からカップめんの月別支出金額を2007年と2015年で比較してみると、8月から12月にかけての支出額が伸びていることがわかる。
日清食品がここ数年、冷やして食べる「iCEカップヌードル」を提案しているほか、明星食品の「台湾まぜそば」、東洋水産の「汁なし担々麺」など、各社、夏場でも食べやすい汁なしカップめんの新製品を投入しており、季節を問わず食べられるようになってきている。
また、東洋水産の「マルちゃん正麺カップ」の登場など、袋めんにおけるノンフライめんブームがカップめんにも波及しつつあり、今後の市場の伸びに注目したい(「消費者調査データ カップめん(2016年2月版)」参照)。
より詳細な内容については、公開中の「第9回ネクスト戦略ワークショップ 品質競争下の食品市場の成長戦略」講演録をご参照下さい。
第9回 ネクスト戦略ワークショップ 講演録
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