2018年の豆乳の生産量は、前年比6.9%増の36万2,794キロリットルで、10年で約2倍となる成長市場だ。2019年には史上初の40万キロリットル超えも見込まれる(日本豆乳協会)。
成長の背景には健康志向の高まりがある。低コレステロール、低カロリーであることや、豆乳に含まれる大豆イソフラボンの効果などが周知されたことにより、飲用量が伸びたこと、豆乳を使った料理メニューが広がったことなどがある。さらに、昨年の夏にはユーザーのSNSで「豆乳を凍らせて食べるとおいしい」という情報が発信され、拡散。最大手のキッコーマンが豆乳を凍らせて食べることに対する品質面やパッケージ面の検証を行った上で大々的にこれを訴求し、巨峰、チョコミントなどのフレーバー豆乳のパッケージに「凍らせてもおいしい」ことを表示したことなどからさらに需要が拡大した。今年の秋冬には、ホットの豆乳をマシュマロやはちみつしょうがなどと組み合わせた「ホッ豆乳」を訴求、さらなる成長を目指している。
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