豚肉の代表的な加工品のひとつであるベーコンの昨年の生産量は96,941トン。伸び率は前年比100.01%と微増だが、生産量は9年連続で拡大している(農林水産省「食品動態調査」)。
ベーコンの生産量は、この10年で約1.2倍に増加した。伸び率は高くないものの、堅調に推移している。続く国内の肉ブームや、食の簡便化志向による加工品の伸びにつられる形でのゆるやかな拡大だ。2010年ごろからの、世界的な朝食ブームや、国内の食トレンドに大きな影響を与え続けてきたアメリカでのベーコンのブームも伸びを後押しした。2020年は、新型コロナウイルスの影響で巣ごもり消費が拡大している。手軽に使えて、精肉よりも保存期限が長く、麺類や加工食品のトッピングなどにも合わせやすいベーコンも、拡大の可能性は高い。
参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第120号
ウィズ・コロナ時代の新たな食生活 増える女性の調理負担 - 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第119号
"自粛"で変わる購買行動とライフスタイル - 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 特別編
新型コロナウイルスのインパクト!コロナは購買行動にどのような影響を与えた!? - MNEXT 眼のつけどころ コロナ危機をどう生き残るか-命を支える経済活動を守る戦いへ
- MNEXT 眼のつけどころ 新型コロナウイルス感染症の行動経済学的分析
-第三弾 収束と終息の行方 - MNEXT 眼のつけどころ 新型コロナウイルス感染症の行動経済学的分析
-第二弾 恐怖と隔離政策への対応 - MNEXT 眼のつけどころ 新型コロナウイルス感染症の行動経済学的分析
-非合理な行動拡散を生む感情 - JMRからの提案 コロナ禍で強まる「外からウチへ」の消費者行動変容と消費の「イエナカ・シフト」(2020年)
シリーズ 成長市場を探せ
おすすめ新着記事
消費者調査データ レトルトカレー(2024年11月版) 首位「咖喱屋カレー」、3ヶ月内購入はダブルスコア
調査結果を見ると、「咖喱屋カレー」が、再購入意向を除く5項目で首位を獲得した。店頭接触、購入経験で2位に10ポイント以上の差をつけ、3ヶ月内購入では2位の「ボンカレーゴールド」のほぼ2倍の購入率となった。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場 背景にある簡便化志向や節約志向
どんな人がパンを食べているのか調べてみた。主食として1年内に食べた頻度をみると、食事パンは週5回以上食べた人が2割で、特に女性50・60代は3割前後と高かった。パン類全体でみると、朝食で食事パンを食べた人は女性を中心に高く、特に女性50代は6割以上であった。
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 伸長するパン市場 背景にある簡便化志向や節約志向
どんな人がパンを食べているのか調べてみた。主食として1年内に食べた頻度をみると、食事パンは週5回以上食べた人が2割で、特に女性50・60代は3割前後と高かった。パン類全体でみると、朝食で食事パンを食べた人は女性を中心に高く、特に女性50代は6割以上であった。