2019年のスナック菓子の小売金額は、前年比2.6%増の4,476億円で、3年連続の拡大となった(全日本菓子協会)。
スナック菓子の市場は、2016年こそ競争激化による単価下落の影響で-0.8%の微減となったが、2004年から持続的に成長を続け、16年間で1.24倍に成長した。生産数量にいたっては、12年連続で増加している。2019年には原材料価格や人件費の上昇で値上げを行ったことにより、一時は苦戦も報じられたが、集中豪雨や台風などに備えての買いだめで需要が高まった。2020年に入ってからも、新型コロナウイルスの影響で学校が休校になったり、リモートワークが増えるなど、自宅時間の増加もあって手軽に食べられるスナック菓子は堅調に推移している。ここ最近は、ポテト系や野菜系を中心にヘルシーさを強調した商品が発売され、ユーザー層のすそ野拡大に貢献している。増加トレンドはまだ続きそうだ。
参照コンテンツ
- 消費者調査データ No.307 スナック菓子(2020年1月版)
不動の王座カルビー、リピート意向高い高級・健康系ポテチ - 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第119号
"自粛"で変わる購買行動とライフスタイル - 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 特別編
新型コロナウイルスのインパクト!コロナは購買行動にどのような影響を与えた!? - MNEXT 眼のつけどころ 新型コロナ禍で消費はどう変わるか-シンクロ消費と欲望の姿態変容
- JMRからの提案 コロナ禍で強まる「外からウチへ」の消費者行動変容と消費の「イエナカ・シフト」(2020年)
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