2022年のミネラルウォーターの生産量は、前年比7.4%増の446万キロリットル、過去最高を3年連続で更新した(全国清涼飲料連合会)。
ミネラルウォーター類の生産量は、コロナ禍で飲料全体がシュリンクした2020年も、同5.6%増となるなど、一貫して成長を続け、10年間で約1.5倍に拡大した。販売金額は、在宅時間の増加による割安な大容量へのシフトで2020年に前年割れとなったものの、その後2年連続で拡大、コロナ前の水準を超えている。2023年夏も記録的な猛暑で消費の拡大が予想される。その一方で、フランスの人気ミネラルウォーター「ボルヴィック」が水源枯渇の恐れで日本での販売を休止するなど、水源の確保は急務だ。そこで、メーカー各社は、拡大する需要をまかなうべく、水源地となる森林の保全などのプロジェクトに注力し、今後の成長を支えていく構えだ。
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